頼 山陽 らい さんよう
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翦来たる両朶 白蓮の花 白照らす黄昏 玉 瑕(きず)を絶つ 穿を尽くす九華(=宮廷の、部屋や道具の美しい飾り) 香 散らず 將に帯びる月色 吾家に到る 熹士海が携さえ贈る 落花采不作の詩 五旬(=50日)口に覚え 荊棘(=イバラ)を生ずる也 |
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137.3p×31p |
【鑑識】 石川 鴻斎 儒者。三河生。名は英、字は君華、別号に芝山外史・雪泥処士。西岡翠園に師事。子史・経典に通じ、詩文のほか文人画にもすぐれた。清の公使何如璋らと交流。大正7年(1918)歿、87才。著録多数、また印人でもあった。 推奨サイト http://hishiki77.ld.infoseek.co.jp/1-2garou/taihaku/denki/ishikawa-kohsai.htm http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%90%ce%90%ec+%8d%83%8d%d6 |